派遣切りとは、2008年11月の金融危機を発端とする世界的不況で、自動車メーカーや家電メーカーにより、派遣社員を雇用する派遣事業者と締結していた大規模な派遣契約の打ち切りと、それに伴う派遣業者の解雇・雇い止めの事です。さらに、期間満了したことによる契約終了だけではなく、満了以前の契約切りも横行しているのが現状です。
では、なぜ急に派遣切りが増えたのでしょうか? その背景に2009年問題があります。多くのメーカーでは2006年3月以降、雇用契約を請負から派遣へと切り替えました。なぜならば、実態は派遣なのに業務請負のように装う偽装請負が露見したからです。こうした違法行為を改めるために、法律で契約期間の上限が3年と定められている派遣に切り替え、その3年後の期限が2009年到来するというわけです。